英語を聞き取るのが難しいと感じたことはありませんか? 「知っている単語なのに、速すぎて理解できない…」 「英語の会話を聞いても、単語がバラバラに聞こえてしまう…」
英語のリスニングにはコツがあります。多くの人がつまずくのは、英語の音のルールや聞き取りの練習方法を知らないからです。この記事では、リスニングが苦手な理由と、それを克服する5つの習慣 をわかりやすく解説します。
英語が聞き取れない主な原因
リスニングが難しいと感じる主な理由は次の5つです。
- 単語を1つずつ聞き取ろうとする
- 発音の変化(リンキングや弱形など)に慣れていない
- 英語のスピードが速すぎると感じる
- 意味のまとまり(チャンク)で理解できていない
- 書かれた単語と実際の発音が違うと戸惑う
これらの問題を解決すれば、英語のリスニング力は確実に向上します。では、具体的にどんな練習をすればいいのでしょうか?
リスニング力を上げる5つの習慣
1. 英語の音の変化(リンキング・弱形)を学ぶ
英語は、単語がつながったり、省略されたりすることで音が変わります。
例えば、
-
リンキング(音がつながる)
- Not at all → 「ナラトール」
- What do you mean? → 「ワダユミーン?」
-
弱形(音が弱くなる)
- Can you help me? → 「カニュ ヘルプミ?」
これらのルールを知らないと、英語が速くて聞き取れないと感じてしまいます。
✔ 練習方法
- ネイティブの発音を真似して発音する(シャドーイング)
- 映画やドラマを見て、音の変化を意識する
2. スピードを変えて練習する
英語が速すぎると感じるなら、スピードを調整して聞くのがおすすめです。
✔ おすすめの練習方法
- 0.75倍速 でゆっくり聞いて、音の違いを確認する
- 通常速度(1.0倍) で理解できるようにする
- 1.5倍速 で負荷をかけて耳を鍛える
スピードを調整しながら繰り返し聞くことで、自然と英語の速さに慣れていきます。
3. シャドーイングでリスニングとスピーキングを鍛える
シャドーイングとは、英語の音声を聞きながら、少し遅れてマネして発音する練習です。
✔ やり方
- 短めの音声(30秒程度)を選ぶ
- スクリプトを見ながら音声と一緒に発音する
- 慣れたらスクリプトなしで挑戦する
シャドーイングを続けることで、リスニングだけでなくスピーキング力も向上します。
4. ディクテーション(書き取り)をする
ディクテーションとは、音声を聞きながら聞こえた英語を書き取る練習です。
✔ 手順
- 3~5秒程度の音声を聞く
- 聞こえた単語を書き取る
- スクリプトと比較して、聞き取れなかった音を確認する
この練習をすると、聞き逃しやすい単語を意識できるようになります。
5. チャンクリーディングで英語をまとまりで理解する
英語を単語ごとに聞こうとすると、全体の意味をつかむのが難しくなります。意味のまとまり(チャンク)で理解することが大切です。
例えば、 ❌ 単語ごとに読む(NG)
- I / have / never / been / to / New / York.
⭕ チャンクで読む(OK)
- I have never been / to New York.
✔ 練習方法
- 英文をフレーズごとに区切って読む
- 音読やリスニングでチャンクを意識する
まとめ
英語のリスニングは、正しい練習を続けることで確実に上達します。
- 音の変化(リンキング・弱形)を学ぶ
- スピードを変えて練習する
- シャドーイングで耳を鍛える
- ディクテーションで聞き取れる音を増やす
- チャンクリーディングで意味のまとまりを意識する
毎日15分の練習を続けるだけで、リスニング力は大きく向上します! ぜひ試してみてください!
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